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オリジナル商品・プライベートを商品制作のロット数

飲料OEM

記念すべき1回目のブログ更新です。今回は、OEM業界のお問い合わせが一番多い「小ロットについて」です。

これからプライベートブランド・オリジナル飲料をお考えのお客様はご参考にして頂ければと思います。

『1,000本作りたい。』『100ケース作りたい。』
物理的には可能ではありますが、コストはかなりの割高となり、現実的な価格にはなりません。
『いくらかかってもいいから作りたい』とおっしゃるお客様なら問題無いのですが・・・。

飲料工場は装置産業と言われています。
どの生産現場でも同様でしょうが、規定のラインを止めることなくフル稼動することが、生産性を高め、かつ、低コストでの製造につながります。
単品を同じラインでしかも高速で製造することができればコストダウンできるのです。

弊社は「小ロット」でもご要望にお応えできるよう努力いたしてまいりました。
しかし、「小ロット」には限界がありますね。最終的なご提示価格と製造ロットのバランスが難しいです!

たとえば、多くの飲料工場には容器に充填する前の中身液を調合するタンクがあります。
このタンクの容量は6,000リットルの場合が多いです。
充填する容器が500mlとします。
単純に計算しますと

6,000リットル➗500ml=12,000本です。

これは1滴残らず充填できたらですが、実際の出来高は10〜15%のロスがあるでしょうか。
したがいまして、このタンクがいっぱいにならない数量でのお申し出はかなりご対応が難しいです。
可能だとしても超割高ですね。
本音はこの6,000リットルタンクで言えば、10タンク分はいただきたいところですが・・・。

たとえば、充填機という飲料工場の心臓部とも言えるマシンがあります。
このマシンの性能を示すものとして、1分間あたりの充填できる数量があります。
1分間に300本充填できたとします。
単純に計算しますと半日分4時間×300本/m=72,000本が製造できます。
当然、清掃などの時間もあります。中身液によってはかなりの時間をライン清掃に使います。
場合によっては、製造している時間より清掃時間が長い日も発生したりも・・・。

「小ロット」には限界があります。また、どうしても高くなってしまうのです。

 

まずはご相談下さい。飲料OEMを専門に行ってきた会社だからこそ実現できることが
ございます。

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