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「糖尿病」:糖尿病と運動療法

糖尿病と運動療法

糖尿病を発症しますと、食事療法と並んで重要なのが運動療法です。合併症などにより運動制限を受けている人もいますが、それ以外の糖尿病患者は治療の為、積極的に運動療法を行う必要があります。

「運動療法は薬を飲むのと同じ」と言われるように、糖尿病治療には重要です。その目的は単にカロリーを減らし減量をするだけでなく、ブドウ糖や脂肪をエネルギーに換え、血糖値を下げる効果もあるのです。インスリンの節約にもつながるので、すい臓の負担を減らすこともできます。ただし、運動療法は継続させないとその効果を十分に発揮できないのです。運動療法は治療ですが、あまりそのことにとらわれず運動を楽しみ、精神的な休養にもなりますので、楽に考え継続するようにしましょう。

では、実際どのような運動をすればよいのでしょうか。やみくもに激しい運動をしても、そのような運動は継続が難しく効果をあげることが出来ません。運動療法を効果的に行うには幾つかのコツがあるのです。まず、運動方法ですが、酸素を十分に取り入れながら行う運動「有酸素運動」が効果的で良いとされています。具体的にはウォーキングがあげられ、散歩コースをいつもより歩幅を少し広げ、やや早足で歩くようにしましょう。その時、酸素をたっぷり取り込むことを意識しながら呼吸をし、ウォーキングを行えば更に効果が高まります。ウォーキング以外にも、軽めのジョギングや水泳、自転車なども運動療法によいと言われています。

運動の強度については「話はできるが、歌は歌えない程度」で、ややきつめくらいが適当とされています。この程度の強さの運動を最低15〜20分は続けるようにします。脂肪は運動を始めてから15分程でエネルギーとして使われはじめます。10分程度で運動を止めてしまうと、血糖は下がっても脂肪は減りませんので、運動療法の効果が半減してしまうのです。運動する回数は週に3〜5回が目安とされ、とくに疲れがなければ毎日行ってもかまいません。もし、疲れを感じた時は無理をせず休養しましょう。運動療法は1日おきでも継続すれば十分に効果があります。

運動を行う時間帯は食後の1〜2時間以内が、血糖の上昇を抑えるため理想的とされていますが、無理ならば時間帯にこだわる必要はありません。自分のライフスタイルに合わせ、運動を継続することの方が重要なのです。ただし、薬物療法やインスリン注射をしている人は低血糖を起こす可能性もありますので、運動については医師の指示を仰ぐようにしましょう。

(参考書籍:糖尿病のすべてがわかる本 矢沢サイエンスオフィス編)


更新日 2005年3月31日



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