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「糖尿病」:糖尿病と食事 前編

糖尿病と食事 前編

糖尿病は、過食や偏食による肥満からインスリン抵抗性(インスリの分泌、働きが悪くなる)をきたし、発症することが多いようです。近年、日本の食事は欧米化しています。それらの食事は、高脂肪、高タンパクなことが多く、それに、内臓脂肪を蓄積しやすい遺伝的素因を日本人が持っていることもあり、糖尿病の発症が増加していると言われています。やはり、糖尿病の発症を抑え、もし、発症しても治療の為にも日々の食事が重要なのです。

糖尿病の予防、または治療の為の食事と聞きますと、特別なように聞こえますが、そうではありません。「偏食をせず、過食をさけ、規則正しい食事をする」と云う事なのです。

では、実際どのような食事をすれば良いのでしょうか? まず、適正なエネルギー(カロリー)量の食事をすると云う事があげられます。つまり、自分の身体、生活環境(仕事など)に合ったカロリー摂取をする訳です。カロリー(エネルギー)の代謝には個人差がありますが、ここでは目安として、一般的な一日のカロリー(エネルギー)の所要量の求め方を挙げておきます。


一日のカロリー所要量は下記の式で算出する事ができます。
標準体重(kg)×身体活動量(kcal)=一日のカロリー所要量(kcal)


標準体重の算出は下記の式でできます。
身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)

身体活動量(体重1kgに必要なカロリー)の目安として、高齢者は25kcal未満、事務仕事や主婦などは25〜30kcal、立ち仕事が多い人は30〜35kcal、力仕事が多い人は35以上、となっています。

例えば、身長165cm、体重68kgの主婦Aさんの一日のカロリー所要量を算出してみましょう。まず、Aさんの標準体重を調べます。身長165cmのAさんの場合、
1.65m×1.65m×22=60kg(小数点以下、四捨五入)
となります。68kgのAさんは少々太り気味のようです。次にAさんは主婦ですので、身体活動量の目安から25〜30kcalとなり、
60kg×25kcal=1500kcal 又は、60kg×30kcal=1800kcal
と算出され、Aさんの身体、環境に見合った一日のカロリー量は1500〜1800キロカロリーと云う事になるのです。ただし、すでに糖尿病の方などは病態によりカロリー所要量は大きく変化します。そのような方は医師と相談しながら、カロリーコントロールをしましょう。

この一日のカロリー所要量はまとめ食いなどで一度に摂るのではなく、一日三食、同じくらいの量に分けて摂る事も糖尿病予防、治療に大切です。


更新日 2004年11月1日



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