大豆イソフラボンとは?
大豆イソフラボンはフラボノイドの一種で、大豆胚芽に多く含まれています。現在のところ、ゲニステイン、グリシテイン、ダイゼインなどの十数種類の大豆イソフラボンが発見されています。
大豆に多く含まれるイソフラボンが注目されている理由として、女性ホルモンである「エストロゲン」に似た働きをする事が挙げられます。一般的に高血圧は更年期に入るまでは、男性より女性のほうが少ないと言われています。これは女性ホルモンのエストロゲンには、動脈硬化から血管を守る作用がある為です。またエストロゲンは、骨からカルシウムの流出を抑える働きもあります。しかし、女性の生理に関係しているエストロゲンは更年期に入り閉経しますと、その分泌量が急激に減ってしまいます。これによりエストロゲンが不足し、骨粗鬆症や更年期障害といった女性疾患を招いてしまうのです。
イソフラボンはエストロゲンとよく似た構造をしており、「フィトエストロゲン(植物女性ホルモン)」とも呼ばれています。体内でエストロゲンと同様の作用をするイソフラボンは、更年期により不足したエストロゲンを補い、骨粗鬆症や動脈硬化といった更年期障害を予防、緩和できるとして注目されています。また、イソフラボンには不足した女性ホルモンを補うだけでなく、女性ホルモンの過剰分泌を抑える働きもあります。女性ホルモンの過剰分泌は乳ガンの引き金ともなり、イソフラボンが過剰分泌を抑ることで、乳ガン予防に効果がある言われ、他にもホルモン依存型である、前立腺ガンや子宮ガンなど、抗酸化作用も持っているので、大腸ガンや胃ガン、肺ガンなどに対しても有用性が期待されています。
更年期障害の治療法にエストロゲンを投与する「エストロゲン療法」があります。ですが、エストロゲンの投与は副作用として、乳ガンや子宮ガンを発生させやすくすると言われています。弱い働きをする女性ホルモンに似た物質であるイソフラボンは、効果こそ実際のホルモンであるエストロゲンに比べれば落ちるものの、自然の植物に含まれる成分のため、副作用の心配は無いと言われています。
イソフラボンの一日の摂取量は40〜50mgが理想とされています。大量に摂取しても体外に排出されてしまうので、体に良いからと言っても食べ過ぎは禁物です。食品の量としては、豆腐半丁(150g)、きな粉20g、納豆1パック(60g)ぐらいです。
更新日 2005年2月7日






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