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食品と健康:食物アレルギーについて

食物アレルギーについて

近年では、アレルギー体質の人が多く、日本人では約3分の1が何らかのアレルギーで悩んでいると言われています。アレルギーの原因は様々ですが、今回は「食物アレルギー」について取り上げていきます。

アレルギーは本来、私達の体を守る免疫機能が、一般には無害な物質「アレルゲン」に過剰反応し、身体に異常を起こしてしまうのです。食物アレルギーは、食品に含まれるタンパク質がアレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こします。アレルゲンとなりやすい食品として、小麦、ソバ、卵、牛乳などのほか、甲殻類(カニやエビなど)、サバやサンマの青身の魚、ピーナッツなど多岐にわたります。実際、食物アレルギーの症状は非常に多く、その全ての原因については完全には解っていないのです。ですが、これらのタンパク質を摂取しても、全ての人がアレルギー症状を引き起こすとは限りません。アレルギー症状を起こす人と、起こさない人とがいるわけです。

これには、免疫細胞である「T細胞」が関っているようです。T細胞にはTh1とTh2の二種類の型が存在しています。Th1型が細菌・ウイルスを排除し、Th2型がその他の異物を排除しているのです。しかし、最近の除菌・殺菌効果の高い商品や抗生物質の使用で体内に入る細菌が減り、Th1型の活躍が少なくなり、Th2型が活躍するようになります。Th2型には、食品のタンパク質を異物と認識し、排除しようとすることがあるのです。つまり、タンパク質を敵と誤認しやすいTh2型が活性化していますと、アレルギー体質となり易いわけです。

Th1型とTh2型のバランスは2、3歳で決まり、それ以降は変化をしないのです。このことから、最近の若い世代(20代前半)にアレルギー体質、または予備軍がもっとも多いと言われているのです。


更新日 2004年 9月24日



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