ミネラルウォーター小話2
硬水と軟水
ミネラルウォーターなどの水は硬水と軟水に分けられています。水を硬水と軟水に分ける値として「硬度」があります。硬度は水の中に含まれている、カルシウムとマグネシウムの合計値で、値が高いものを硬水、低いものを軟水と分類しています。つまり、カルシウムやマグネシウムの量が多ければ、その水を硬水、少なければ軟水と呼んでいるわけです。
硬度は水1リットルに対して、溶けているカルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウムの重量に換算した値(mg/L)で表されます。硬度の単位は国によって異なるのですが、ミネラルウォーターに関しては、アメリカ硬度と言われている単位が一般的です。WHO(世界保健機構)が発表している「飲料水質ガイドライン」によりますと、軟水は硬度0〜60mg/L未満、中程度の硬水(最近は中硬水と呼ばれています。)は硬度60〜120mg/L、硬水は120〜180mg/L、180mg/L以上は非常な硬水とされています。日本では、製造されたミネラルウォーターに、硬度の表示義務はありません。ですが、含まれているカルシウムとマグネシウムの量がわかれば硬度は算出できます。
2.5×カルシウム(イオン)量+4.1×マグネシウム(イオン)量=水の硬度
この式で、大体ですが水の硬度を計ることが出来ます。
簡単な硬水と軟水の見分け方として、石けんの泡立ち具合で見分ける方法がよく知られています。軟水はよく泡立ち、硬水では泡立ちが悪いのです。この現象は、石けんの洗浄力となる脂肪酸(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)がカルシウムやマグネシウムに反応し、結合することで水に溶けない「金属石けん」(一般に石けんカスと呼ばれているもの)になることで起こります。つまり、カルシウムやマグネシウムの量が多い硬水ほど、金属石けんになる反応が大きくなる為、泡立ちが悪く、洗浄力も落ちるわけです。
更新日 2004年 10月16日
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