ミネラルウォーター小話
ミネラルウォーターの歴史
日本では昔、「鉱泉水」と呼ばれていたミネラルウォーター。わが国で、ミネラルウォーター商品化のもっとも古い記録としては、1880年に新聞広告を出していた「山城炭酸水」と言う商品で、一瓶20銭で売られていました。その6年後には、「三ツ矢平野水」(後の三ツ矢サイダー)と言う商品が登場します。その頃の商品化されている天然水は天然炭酸水が主流だったようです。その後の、1929年になって初の無発泡性(無炭酸)で、富士山付近の天然水を使用した、「富士鉱泉水」が商品化されたのです。
しかし、初期のミネラルウォーターは、一般家庭にはあまり売られていませんでした。専ら、ホテルなどに宿泊、滞在している外国人向けが主だったようです。外国では土地柄や環境などの理由から、水を買うことがあたりまえなのですが、水源に恵まれた日本では、水を買う習慣がなかった為です。(江戸時代には、江戸にある深川などの海面下地域に、井戸水を行商して歩く「水売り」はいたそうですが。)
日本でミネラルウォーターの名前で呼ばれるようになるのは、1945年、第二次世界大戦が終結してからのことです。日本にやって来た米軍が言葉を持ち込み、「鉱泉水」から「ミネラルウォーター」へと変わっていったのです。そのころから、ミネラルウォーターは徐々に一般化していきますが、純粋に飲料として使用されることは少なく、同時期に大衆化してきた、ウイスキーの水割り用として使用されていたのです。
更新日 2004年 10月15日
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