高血圧とコレステロール
高コレステロール症は糖尿病とならぶ生活習慣病の代表とされています。この2つの疾患は共にエネルギー過剰摂取、運動不足による肥満などにより引き起こされると言った共通点をもち、どちらも動脈硬化を促進してしまいます。高血圧は脳などの血管に動脈硬化を引き起こすのに対し、高コレステロール症は心臓周りの血管に動脈硬化を引き起こしてしまうのです。日本は高血圧者の多い国で、その上、エネルギー過多や運動不足に陥りやすい環境にあります。つまり、高血圧と高コレステロール症を合併して発症し易く、脳と心臓の両方の疾患に対して危険度が高くなっているのです。
高コレステロールの予防、治療の方法としては、食事の管理が挙げられます。摂りすぎていたエネルギーを管理しコレステロールを減らす訳です。こういった食事の管理は高血圧にも効果的です。
まず1日のコレステロール摂取量を300mg以下にするように心掛けましょう。油分の多い食品を取り過ぎないことが大切です。動物性脂肪は高コレステロール症にはもちろん、動脈硬化にとっても良くありません。なるべく植物性脂肪を摂取するようにし、動物性脂肪を1に対して植物性脂肪を2と言ったバランスで、1日のメニューを作るのが理想とされています。また、食物繊維を多めに摂るようにしましょう。食物繊維には、コレステロールを下げる作用があり、1日20g程度の食物繊維を摂取することが良いと言われています。食物繊維の多い食品としては、ごぼう、さつまいも、キウイ、ブロッコリー、きのこ類、豆類が挙げられます。
下記の図はおもな食品に含まれるコレステロール量です。高コレステロール症の予防、治療の食事管理の参考にして下さい。
主な食品のコレステロール含有量
| 食品名と分量 | コレステロール含有量 |
| 牛肉肩ロース 50g(約薄切1枚) | 35mg |
| 牛肉バラ 50g(約薄切1枚) | 30mg |
| 鶏肉手羽先 50g(約1本) | 55mg |
| 鶏肉ささみ 40g(約1本) | 22mg |
| 豚肉ロース 100g(厚さ約1cm) | 65mg |
| 豚肉バラ 100g(厚さ約1cm) | 60mg |
| ベーコン 20g(約1枚) | 12mg |
| ロースハム12g(約1枚) | 5mg |
| 鶏卵(全卵) 55g | 260mg |
| 鶏卵(卵黄) 20g | 260mg |
| 鶏卵(卵白) 35g | 0.4mg |
| ウナギの蒲焼 50g(中1串) | 120mg |
| アジ 70g(中1尾) | 49mg |
| 塩鮭 70g(約1切) | 46mg |
| サンマ 100g(中1尾) | 60mg |
| マグロ トロ 35g(刺身5切) | 19mg |
| カレイ 65g(中1尾) | 46mg |
| いか 生 90g(約1/2杯) | 270mg |
| 車エビ 25g(中1尾) | 38mg |
| タラコ 65g(約1腹) | 221mg |
| アサリの身 30g(約10個) | 17mg |
| ホタテの貝柱 30g(約1個) | 10mg |
| かまぼこ 40g(約4切) | 6mg |
| バター 12g(大さじ1杯) | 25mg |
| プロセスチーズ 15g | 12mg |
| ヨーグルト 100g | 11mg |
| カステラ 100g | 160mg |
| シュークリーム 100g | 250mg |
(参考書籍:新編 高血圧の生活ガイド 医歯薬出版株式会社 発刊)
更新日 2005年2月4日
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