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高血圧と動脈硬化:血圧を下げるカリウム

血圧を下げるカリウム

ミネラルの一種であるカリウムは、もともと私達の細胞に豊富に存在するミネラルです。カリウムは細胞の機能を保つ重要なミネラルで、血圧を下げる効果もあることが分かっています。とくに食塩の過剰摂取時には、カリウムを補給することで、塩分(ナトリウム)による血管障害作用を防止し、血圧降下に有効なことが分かってきました。

カリウム不足は、脱力感や不整脈、筋力の低下などの様々な症状が現れます。高血圧になりますと、血圧降下剤として利尿薬を使用する場合があります。利尿薬は体内の余分なナトリウムを排出し血圧降下作用が高い薬です。米国などでは高血圧の薬として利尿薬を推奨しています。しかし、利尿薬は体内の余分なナトリウムを排出する際、カリウムも一緒に体外に排出してしまうのです。そのため、カリウムが不足し、脱力感や不整脈といった症状が現れてしまう問題が生じます。利尿薬を使用している人はカリウムを常に多めに摂取しておいたほうがよいでしょう。

カリウムは肉類に多く含まれていますが、肉類にはナトリウムも多く含まれています。そこで、カリウムのみ、豊富に含む野菜や果実から摂取するように心掛けましょう。ただ、カリウムは水に弱く、輪切りにした野菜わ水洗いしただけでもカリウムが水に溶け、失われてしまいます。カリウムを効果的に取るためにも、生で食べられる野菜、トマトやキャベツ、レタスなどを新鮮なうちに食べるようにしましょう。野菜をフレッシュジュースにして飲むのも、カリウム摂取に効果的です。バナナにもカリウムが豊富に含まれていますが、カロリーが高いため肥満気味な人は避けたほうが無難です。

カルシウムやマグネシウムも血圧を下げるのに役立つとされ、最近の研究では、カルシウム摂取量の多い地域では、高血圧の割合が少ないとの報告がされています。カルシウムと血圧の関係は研究中ですが、女性などは骨粗鬆症の予防にもつながりますので、カルシウムを多めに摂取することがすすめられています。マグネシウムは細胞機能の調整や維持をする重要な役割をしており、カルシウムとマグネシウムをバランスよく摂ることで、血圧を下げる効果が現われると言われています。

(参考書籍:新編 高血圧の生活ガイド 医歯薬出版株式会社 発刊)


更新日 2005年1月31日



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