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高血圧と動脈硬化:減塩料理のススメ

減塩料理のススメ

日本人の味覚は、いつのまにか濃い(塩気の多い)味に慣れてしまっています。高血圧や心臓病などで入院しますと、病院の食事のあまりのうす味に、すっかり食欲をなくしてしまう、と言った話を良く聞きます。これは、私達が濃い味付けに慣れ、味覚が食塩に対して鈍くなっている証拠です。

健康な人でも普段から減塩を心掛ければ、血管の健康を維持し、高血圧や心臓病などの予防になります。塩分を減らした「うす味」に慣れるようにし、外食をした時などに、「味が濃い」と感じられるくらいの、食塩に対する塩分感覚を身に付けましょう。自分の塩分感覚の目安として、塩小さじ1杯、しょうゆ小さじ1杯、ダシ汁1.000ml、この3つを合わせて作ったすまし汁(塩分濃度約0.7%)を飲み、味がうすいと感じるようであれば、濃い目の味付けに舌が慣れてしまっています。

しかし、うす味により食欲を無くしたりすれば、しっかりとした食事ができず体力低下にもつながりかねません。そこで、少ない塩でもおいしく、満足のいく食事作りの工夫が必要となります。

酢やレモンといった酸味を生かすことも食塩を減らし、料理をおいしく作る方法です。野菜などは漬け物でなく、酢の物にしたり 、魚や鶏肉などはホイル焼きにし、レモン汁をかけて食べるようにすれば、食塩を使わずにおいしく食事ができます。酸味も酢やレモン、すだち、ゆずなど種類によって風味も変わり、工夫して料理に使えば、食塩を減らしながら、バリエーションの豊富な料理を作る事ができます。また、「うま味」のある材料を使う事も減塩に役立ちます。うま味のある材料の代表的なものとして、かつお節やコンブ、シイタケなどが挙げられ、これらを煮物や蒸し物の味付けに利用すれば、減塩されたおいしい料理が作れます。味噌汁などの汁物も、かつお節やコンブなどのダシを中心に使い、具だくさんにすることで大きく減塩できます。

香辛料を使うことも減塩をし、料理をおいしくする1つの方法です。和風料理には、ショウガやからし、ワサビ、七味トウガラシ。洋風料理なら、コショウ、ナツメグ、カレー粉、オールスパイスなどを上手に使えば減塩に効果的です。

(参考書籍:新編 高血圧の生活ガイド 医歯薬出版株式会社 発刊)


更新日 2005年1月27日


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