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高血圧と動脈硬化:減塩の工夫

減塩の工夫

日本は世界に比べ、高血圧患者が多い「高血圧大国」と言われています。高血圧は様々な原因で引き起こされるのですが、日本でもっとも多い高血圧の原因が、食品などに含まれる食塩の過剰摂取とされています。しかし、私達の周りには食塩を多く含んだ食品が大量にあり、しかも、日本人は塩味を好む傾向にあります。この様な状況からも、高血圧の予防、または治療の為にも、意識的に食塩を減らす工夫をする必要があるのです。

食塩を多く含む食品として、まず挙げられるのが加工食品類です。カマボコやハンペンなどの魚肉の練り物製品には意外に多くの食塩が含まれているので、注意が必要です。漬物や梅干、佃煮などは体によい効果もあるのですが、塩分も多く含んでいます。これらの加工食品は、1日三食の内、一食に抑える方が高血圧にはよいでしょう。

お味噌汁などの汁物は、お椀1杯に約2gの食塩が含まれています。汁物の減塩方法としては具だくさんにすることです。具が多くなればその分、塩分を含む汁が減るので減塩につながります。その上、具として野菜や海藻類を使う事で、それらの摂取量を増やす事もできます。また、汁物を入れるお椀を小さくしたり、おかわりをしない事でも減塩に役立ちます。うどんやラーメンなどの汁(つゆ)は1杯で4〜6gの食塩が含まれており、それだけで、高血圧学会が推奨する一日の食塩摂取量の大半を取ることになるので、麺類のつゆは全部飲まず、半分以上は残すようにしましょう。

焼き魚などに、直に醤油をかける「かけ醤油」は調整ができず、意外に多くの食塩を取ってしまいます。醤油は小皿などにうつし、少しつけて食べる「つけ醤油」のほうが減塩に効果があります。醤油のかわりに、レモンの絞り汁や酢醤油にすれば更に食塩の摂取を減らす事ができます。また、野菜や果物の摂取も重要です。特にカリウムを多く含む野菜や果物を積極的に摂取することで、カリウムの効果により体内の塩分(ナトリウム)を排出できます。ジャガイモやトマト、バナナ、メロンなどはカリウムが豊富に含まれています。体内の余分な塩分をへらし、高血圧の予防、治療のためにも、これらの食品をなるべく毎日摂取するようにしましょう。

(参考書籍:新編 高血圧の生活ガイド 医歯薬出版株式会社 発刊)


更新日 2005年1月24日



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