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高血圧と動脈硬化:性格と高血圧

性格と高血圧

人はストレスでも血圧が上昇します。最初は一過性のストレスでも継続して受けますと、血圧の上昇は一過性のものでなくなり、高いまま持続するようになり高血圧となってしまいます。

しかし、同じストレスによる刺激でも、その刺激を強く感じる性格と、あまり感じない性格とがあります。前者をA型性格、後者をB型性格と言い(血液型とは関係ありません。)、A型性格は血圧上昇や心筋梗塞になり易いとされています。

B型性格は仕事などを自分のペースで楽しみながらおこなうタイプで、のんびりとした楽天家が多いのが特徴です。それに対してA型性格は、やや自己中心的なタイプで、責任感、競争心がともに強く、他人への攻撃性や時間切迫感がみられるなどが特徴とされています。A型性格は行動パターンにも現れます。A型の行動パターンとしましては、

  • ○強めの口調で、言葉が早口である。
  • ○ゆっくりと食事をすることがなく、食後もあまりのんびりとしない。
  • ○相手の話し方が遅かったり、歩調が遅いとイライラしやすい。
  • ○2つ以上の作業を同時にやろうとする事が多い。
  • ○しゃべりだすと止まらなくなる事がある。
  • ○時間にいつも追われている気がする。
  • ○他人や自分の評価を質より量で判断することが多い。
  • ○落ち着かないと貧乏ゆすりなどのクセがでる。
  • ○仕事を重視し、時には休日にも仕事をしている。
  • ○他人から責任感が強いとよく言われる。

などが挙げられ、逆の行動パターンがみられるB型性格と比べ、A型性格は血圧上昇や心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症率が約2倍も高くなっていることが明らかにされています。A型性格の人はストレスを感じますと、「ノルアドレナリン」というホルモンが血中に分泌されます。このホルモンが血圧の急上昇を招き、血液を凝固し易くさせてしまうのです。特に高血圧や動脈硬化、脳卒中、狭心症などを既に発症しているA型性格の人は、発作の再発を防ぐ為にも、ストレスを回避する対策と工夫が必要になります。

ストレスを少なくする為には、ゆとりのある生活をすることが大切です。仕事や日常生活においてイライラする事はよくあります。しかし、そのストレスを持続し蓄積しますと高血圧の危険性があり、ゆとりのある心構えが大切になります。時に、「まぁ、仕方がないな」と言ったような開き直りの心境も必要です。緊張が続くようであれば、深呼吸や軽い屈伸運動をするなどをして、ストレスを和らげる工夫をしましょう。また、仕事を離れ雑談や、心地の良い音楽を聴くなどをして、気分をほぐしストレスを解消していく事も大事です。自分に合ったストレス解消法を見つけることで、ストレスの持続を防ぎ、少しでも血圧が下がるようにしましょう。

(参考書籍:新編 高血圧の生活ガイド 医歯薬出版株式会社 発刊)

更新日 2005年1月6日
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