痴呆症と動脈硬化
痴呆症(ボケ)は、高血圧と動脈硬化が大きく関わっている場合があります。痴呆症の原因は様々で、欧米などてばアルツハイマー病(遺伝物質により起こされるボケ)が最も多いとされています。日本で痴呆症の原因として多いとされているのが動脈硬化で、痴呆症患者の約半数を占めていると言われています。高血圧が動脈硬化を招き、更に痴呆症を招くのですが、原因となっている動脈硬化を予防すれば、日本での約半数の痴呆症を防ぐことができるのです。
脳細胞はブドウ糖を栄養源として活動しています。しかし、動脈硬化により血流が少なくなりますと、脳へのブドウ糖や酸素の供給が減り、ついには脳細胞が死んでしまうことで痴呆症になると考えられています。
人は70歳を越えますと、老化により脳の動脈硬化が進行してゆき、そのころからボケの症状も現れてくると言われています。特に高血圧の人は動脈硬化になる年齢が早くなり、痴呆の症状もより強くなるのです。痴呆症は始まる前に予防するのが第一で、動脈硬化による痴呆を防ぐには、常に血圧を正常値に保つことが大切なのです。また、感情の起伏などによる、一過性の高血圧であっても脳の動脈を傷つけることがありますので、注意が必要です。もちろん、動脈硬化を悪化させる原因となるアルコールやタバコにも要注意です。
人は老化する以上、ある程度のボケ症状はやむえないのかもしれません、ですが、日々の生活習慣を正す事で血圧を正常値に保ち、節酒や禁煙の実行、適度な脳や体の運動をするようにしましょう。そうする事で脳の動脈硬化を防ぎ、ボケを予防し、より良い老後を送っていけるのです。
(参考書籍:これで安心 高血圧・動脈硬化 予防と治療 高橋書店発刊)






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