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高血圧と動脈硬化:動脈硬化の原因 その2

動脈硬化の原因 その2

動脈硬化は血中に含まれるコレステロールによっても起こります。コレステロールは細胞膜の素材となります。不足すると血管などが脆くなってしまうのですが、逆に多すぎれば動脈硬化の原因となります。

何種類かあるコレステルロールのうち、動脈硬化に関わっているのは、HDLコレステロール(高比重リポたんぱく)とLDLコレステロール(低比重リポたんぱく)です。一般的には、前者は善玉コレステロール、後者が悪玉コレステロールとされています。善玉と言われるHDLコレステロールは粒子が小さく。動脈の血管壁を難無く通過することができ、末梢の細胞で余ったコレステロールを肝臓に戻す役割をしています。このため、HDLコレステロールが血中に多いと動脈硬化を予防すると言われています。しかし、悪玉であるLDLコレステロールは粒子が大きいため血管壁を通過し難く、血管壁に付着し血管内に長くとどまってしまいます。この血管壁に付着したコレステロールが動脈硬化の原因物質となってしまうのです。

血管壁内でコレステロールは白血球の一種「マクロファージ」という細胞に取り込まれていきます。血中のコレステロールが多いとマクロファージはどんどん取り込んでしまい、膨れ上かった泡状の「泡沫細胞」となります。この泡沫細胞が集まり粥状のドロドロとした物質となり血管壁内に溜まり、アテローム(粥腫)と呼ばれる腫瘍状態になり血管の内側へと盛り上がってきます。コレステロールが多いとそれだけ泡沫細胞ができ、アテロームはどんどん盛り上がり、硬くなります。この状態をアテローム硬化(粥状硬化)と言います。

アテローム硬化は進行していきますと、血管壁の内膜が破れ潰瘍となります。潰瘍で痛んだ血管壁にはカルシウムや血球が付着し易くなり、更に動脈硬化を促進してしまうのです。

更新日 2004年12月9日
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