何故、高血圧になるの? その4
血圧は私たちが日々受けているストレスでも上昇します。高血圧は精神的に緊張を強いられる仕事についている人に多いと言われ、人間関係のストレス、試験などの一時的ストレスなどでも血圧は上がってしまいます。現代生活においては常にストレスにさらされており、誰もが血圧の上がりやすい状況なのです。
何故、ストレスを受けると血圧が上がるのでしょうか。それは、外部からの刺激(ストレスなど)に対して反応する自律神経のひとつ、交感神経が関係しています。ストレスなどで交感神経が刺激されますと、血管や心臓、腎臓が緊張状態になり、器官の緊張が長く続きますと血圧があがり高血圧の状態となってしまいます。特に、腎臓は血圧上昇に関わる成分、ナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあるのですが、交感神経の緊張が続きますとその働きを抑制してしまい、血中のナトリウムにより血圧が上昇してしまうのです。
また精神面だけでなく、過労や睡眠不足などによる肉体的疲労でも、心臓の負担が増し、血圧上昇の原因となります。環境やストレスは人によって様々です。ですが、高血圧にならない為にも、極度の緊張が続かないように、上手く気分転換を図るようにしましょう。
人はストレスが溜まりますと、ついつい飲酒量や喫煙量が増えたりします。確かにアルコールにはストレスを和らげる効果があるようです。しかし、多量のアルコール摂取は心臓の運動量を増やし血管壁を緊張させる為、血圧が上がってしまうのです。その上、日本人は飲酒の際、塩分の多い肴を一緒に摂ることが多く、このことが血圧の上昇をさらに助長していると言われています。喫煙は更に悪い効果を持っています。特に高血圧者にとっては「百害あって一利なし」なのです。タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激し、血管を収縮させ血圧を上げてしまうほか、血液中の血小板を血管壁に付着させるという作用を持っており、これにより動脈硬化を引き起こしてしまいます。この作用は心臓回りの重要な血管で起こりやすく、狭心症や心筋梗塞などの心臓病の原因ともなっているのです。
日本人は飲酒に対して少々寛大なところを持っているようです。しかし、度を越した飲酒は高血圧、動脈硬化の元となります。特に喫煙は既に高血圧、動脈硬化の症状が出ている人にとっては、極めて危険と言われています。健康に生活する為にも、一日も早い禁煙をおすすめします。
(参考書籍:これで安心 高血圧・動脈硬化 予防と治療 高橋書店発刊)






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