必須アミノ酸について
人の体は体重の約15%がタンパク質でできています。そのタンパク質を構成する部品がアミノ酸です。アミノ酸には20種類存在し、内9種類が必須アミノ酸と呼ばれています。必須アミノ酸は体内で合成できないアミノ酸のことで、体外から摂取しなくてはいけないアミノ酸なのです。(体内で合成できるアミノ酸を非必須アミノ酸と言います。)
アミノ酸は欠乏しますと、体に色々と弊害が出てしまいます。免疫機能低下、筋力低下、知覚障害や精神不安定などが現れてきます。特に必須アミノ酸は一種類でも欠乏しますと、重大な栄養障害を引き起こしてしまうのです。
必須アミノ酸の種類と、その働きを表にしました。参考にして下さい。
| 名前 | 主な作用 |
| ・スレオニン | 消化器系統の働きの促進。肝臓への脂肪蓄積を予防する作用。コラーゲンの材料にもなる。 |
| ・フェニルアラニン | ストレス改善、食欲の抑制。学習能力や記憶力、注意力の向上など。 |
| ・ヒスチジン | 赤血球、白血球を形成するのに欠かせない化合物。ヒスタミンの材料。 |
| ・バリン | 筋肉タンパク質の主成分。脳の伝達物質の取り込みに重要なアミノ酸。 |
| ・トリプトファン | 成長ホルモンの分泌を促す。精神の安定や体のエネルギーになる。 |
| ・ロイシン | 肝機能の増強。筋肉タンパク質の分解を抑える。 |
| ・リジン | ウイルスの働きを抑制し、免疫力を高める。体の成長に必要なアミノ酸。 |
| ・イソロイシン | 筋肉の運動時のエネルギー源。タンパク質を増やす作用。 |
| ・メチオニン | 活性酵素を取り除く作用。コレステロール値を下げる作用。 |
ヒスチジンは体内でも合成できるのですが、急速な成長をする幼児などは欠乏しやすく、1985年に必須アミノ酸として加えられました。余談ですが、動物によって必須アミノ酸の種類はかわります。猫などはタウリンを合成する酵素を持っていないためタウリンも必須アミノ酸となっているのです。






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